米カリフォルニア州では子供のソーシャルメディア依存症を防ぐことを目的とした州法が提案されていたが、上院歳出委員会で保留となった
(法案 AB 2408、
The Verge の記事、
Techdirt の記事、
Miami Herald の記事)。
共和党のジョーダン・カニンガム下院議員が提案した AB 2408 はソーシャルメディア依存症の原因として知られる手法について、特に影響を受けやすい子供に対してソーシャルメディアプラットフォームが用いることを禁じるというものだ。違反した場合は検察が提訴して最高 25 万ドルの市民制裁金を科すことができる。
今年最も注目される法案の一つであり、下院本会議や上院司法委員会では超党派の支持を集めて可決されていた。しかし、歳出委員会では保留の動議を全会一致で可決し、継続審議扱いとなった。
歳出委員会を通過しなかった理由は不明だが、法案にはプライバシーを脅かす年齢確認が導入される可能性や、ソーシャルメディア依存症の原因となる要素が隠ぺいされる可能性、子供たちが学習に役立つ情報を得られなくなる可能性があるなどの異論も出ていた。
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Source: スラッシュドット