米連邦選挙委員会 (FEC) は 11 日、選挙キャンペーンによる大量送信メール (バルクメール) を Gmail がスパム扱いしないようにするパイロットプログラムの実施を承認した
(プレスリリース、
The Verge の記事、
Ars Technica の記事、
The Register の記事)。
バルクメールはスパム扱いされがちだが、Google の提案 (PDF) によるパイロットプログラムでは、認可された候補者・政党の選対本部や政治活動委員会 (PAC) 幹部が送信するバルクメールをデフォルトでスパム扱いしないようにする。上述のような選挙キャンペーン本部等は党派によらず参加資格が付与され、Google に申し込めば無料で参加可能だ。
受信者側ではプログラム参加者から最初のバルクメールを受信した時に特別な目立つ通知が表示され、今後も受信してよいかどうかを選択できる。受信を許可した場合は以降も通常通り受信トレイに配信されるが、送信者は 1 クリックでのサブスクリプション解除オプションを提供する必要がある。
オプトアウトした場合は同じ送信者からのバルクメールがスパムフォルダーに仕分けられるが、受信者がスパムではないと区分すれば再び受信トレイに配信されるようになる。一方、プログラム参加者側には送信した電子メールが受信トレイに配信された数を確認できるポストマスターツールが提供されるとのことだ。
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Source: スラッシュドット