Intelは7月28日に発表した第2四半期(2022年4月〜6月)決算で、利益と売上高が大きく減少したことを発表した。Intelの第2四半期の売上高は、前年同期比22%減の153億ドル。1株あたりの利益は29セントで前年同期比78%減だった。これは、Intel自体の見通しとアナリスト予測を大きく下回るものだったとしている。同社によれば、コロナ禍後のPC需要の一巡と、米国でのインフレ懸念と同時にPCへの支出が急減していること、データセンター向けチップのアップグレードが遅れていることなどから見通しは厳しくなっているとのこと(マイナビニュース、CNET、ロイター)。
AMDに関しては、先の発表でIntelの株価低下などが起き、7月29日にAMDの時価総額がIntelを上回るなどのプラスとなるニュースもあった。加えて8月2日に発表した度第2四半期決算では売上高が前年同期比70%増となっており、売上・利益ともアナリストの予想平均を若干上回っている。しかし、同社も次の第3四半期(7〜9月期)の売上高に関しては、アナリスト予想をやや下回る見通しが提示された。理由に関してはIntelと同様で、PC需要の減少などの要因が上げられている。これにより2日は時間外取引でAMD株は5%超下落することとなった(マイナビニュース、ロイター)。
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Source: スラッシュドット