7月28日、佐賀県小城市にある西部広域水道企業団牛尾配水池で、マイクロ水力発電所の発電開始式が実施された(SAGATV、DK-Power)。
用水路や河川などの水流を利用して水車をまわし発電をおこなう仕組みで、同施設では水道管を流れる水のエネルギーを使い、年間発電量約127メガワットアワーを実現するとしている。これは一般家庭43軒が1年間に使う電気の量に相当するそうだ。こうしたマイクロ水力発電所に関しては、各地の浄水施設などで運用事例が増えてきているようだ。
新潟県上越市にある「柿崎川浄水場」でも7月15日からマイクロ水力発電を開始している。この施設では柿崎川ダムから柿崎川浄水場までの水の落差を利用して発電して発電をおこなうという。これにより、年間23万5000キロワットアワーを発電する。この二つの施設では、ダイキン工業」の子会社「DK-Power」が製造した発電機が使用されているという(上越妙高タウン情報、スマートジャパン)。
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Source: スラッシュドット