中国の半導体メーカー中芯国際集成電路製造(SMIC)が、7nmプロセスを利用して製品提供をおこなっていることが分かったという。ファブレスIC設計会社の加MinerVa Semiconductorが、SMICに製造委託したSoCをリバースエンジニアリングしたところ、7nmプロセスが採用していたことが判明したとしている。このチップは2021年7月から出荷されているとのこと(Dylan Patel、Tom’s Hardware、GIGAZINE、TECH+、Bloomberg)。
中国企業に対しては、米商務省が14nm以上の技術に利用可能な機器の輸出を制限している。そうした最先端半導体製造装置が利用できないにもかかわらず、7nmプロセスを使用したSoCの製造に成功したことになる。現在のSMICの生産規模は、GlobalFoundriesを上回るとされ、TSMC、Samsungに次ぐ3位に相当するとみられているという。
| ビジネス
| ハードウェア
| 中国
|
関連ストーリー:
韓国・SKハイニックス、工場の増設計画を保留
2022年07月26日
台湾経済部、ロシアとベラルーシに対し半導体製品の輸出制限へ
2022年06月03日
旧世代の半導体装置が人気に。日経新聞
2022年04月22日
上海等のロックダウンの影響で半導体生産に影響。iPhone生産にも響く
2022年04月20日
ロシアが禁輸制裁を暗号通貨で回避する可能性。ウクライナは規制を求める
2022年03月02日
米国は中国抜きの半導体サプライチェーン構築を目指す
2021年11月25日
中国の半導体生産量、2021年には日本を超える可能性が高い。IC Insights調査
2021年07月16日
米商務省、中国スパコン関連の7団体をエンティティリストに追加へ
2021年04月09日
米商務省、中国のドローン大手DJIや半導体受託製造大手SMICなどをエンティティリストに追加
2020年12月20日
Source: スラッシュドット