あるAnonymous Coward 曰く、
Road and Track誌経由独Bild紙の報道によると、テスラは主力車「モデル3」のタイヤ交換中に見つかった車体亀裂について訴えられており、原告はテスラが車体をペンキで塗ることで欠陥を隠蔽したと主張しているという。訴訟が起こされた法廷は第三者調査を命じ、その結果ドイツTÜVの安全基準に違反することが確認されたとされている。同じ法廷では別のテスラ車に関してジャッキポイントの傷と変形に関する訴訟も行われており、こちらも第三者調査によって経年劣化に関する基準に違反することが確認されたという(Road and Track)。
亀裂のあるフレームが見過ごされたまま自動車が完成することは異例だが、テスラでは2017年にもフラグシップの「モデルSパフォーマンス」でも発生しており、Road and Track誌から画像がリンクされているほか、それ以降にも複数のモデルにおいて高速道路で走行中に左後方ドアが開く、一部車種で屋根が取れてオープンカーになる、シートベルトの固定忘れが見つかるなど安全に関わる欠陥が定期的に報告されている。
この問題自体は少し前に報じられていたのだが、その話では、Teslaの主力モデルである「Model 3」で、ドイツのユーザーがジャッキで車両を持ち上げる際に使われるジャッキポイント付近に亀裂やへこみがあるのを発見。テスラに苦情を申し入れたものの、受け入れられなかったらしい。このジャッキポイントは、Model 3のバッテリーハウジングの一部を構成しており、湿気や塩分がアルミニウム合金の亀裂に入る可能性やタイヤ交換時にジャッキアップしたときに、バッテリー部分に物理的な負荷がかかり、火災などが発生するのではないかと懸念を持っていたとしている(EFAHRER.com、GIGAZINE)。
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Source: スラッシュドット