エヴィクサーは20日、耳が不自由な人や外国人でも劇場・舞台芸術を楽しめる音響通信技術に関して、米国と韓国で特許を取得したと発表した。暗号化された信号を音に埋め込む「音響透かし」技術を使用するもので、日本国内や米国、中国ではすでに特許取得済みだという(エヴィクサーリリース、産経新聞)。
舞台では映画などと異なり、あらかじめ用意しておいた字幕を使った場合、進行時間により出るタイミングにブレが生じる可能性がある。この技術ではBGMや効果音の中に、人間の耳には聞こえない透かし音を埋め込む。字幕を表示する端末側が透かし音を認識することで、字幕を表示するタイミングを補正、ステージの進行に合うように調整する仕組みとなっているとのこと。同社では舞台芸術用字幕ガイドとして海外にも売り込みを進めるほか、デファクトスタンダード化を目指すとしている。
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Source: スラッシュドット