世界中のMicrosoft Azureデータセンターでサーバー不足が発生しているという。同社は顧客の需要を満たすのに十分な容量を提供するのに苦労しており、提供する容量の制限をおこなったり、一部のサービスの新規顧客受け入れを停止したとの報道も出ているそうだ。Azureは60のリージョンと200を超えるデータセンターで構成されているが、The Registerの記事によれば、このうちの20か所で提供容量の制限がおこなわれているという(The Register、Data Center Café、その2)。
The Informationによれば、容量の問題は米国ワシントン州の施設やヨーロッパやアジアのAzureデータセンターに影響を及ぼしているという。Microsoftの内部関係者によれば、こうしたサーバー容量の制限は来年初めまで続くと予想されているとしている。またTelegraphによれば、英国の二つのリージョンであるUK SouthとUK Westは、Cosmos DBと仮想マシンの新規顧客の受け入れを停止したとのこと(The Information、Telegraph)。
原因は世界的な部品供給不足にあるようだ。Covid-19パンデミックを発端にクラウドの需要が急増したことも影響しているという。Microsoftは顧客に対し、今後のサービス利用可否については2か月毎に更新していくと提示しているとのこと。
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Source: スラッシュドット