英内務省は 17 日、プリティ・パテル内務大臣がジュリアン・アサンジ氏の米国への身柄引渡命令に署名したことを明らかにした
(ニュースリリース、
The Register の記事、
The Verge の記事、
BBC News の記事)。
2003 年身柄引渡法によれば、内務大臣は身柄引渡を裁判所が認めた人物について、身柄引渡先で死刑になる危険がないこと、要求理由以外の罪を裁かれることがないこと、他の国から身柄引渡または国際刑事裁判所 (ICC) から送致された人物であって、元の国や ICC が合意していること、といった要件を満たす場合に身柄引渡を命ずる必要がある。アサンジ氏は 14 日以内の異議申立が可能だ。
WikiLeaks で数多くの機密文書を公開したアサンジ氏について、米政府は国家安全保障法に違反してスパイや外交官を危険にさらした犯罪者とみなしているが、アサンジ氏の支持者は調査報道ジャーナリストかつ告発者とみなしている。アサンジ氏との間に2人の息子がいるパートナーのステラ・モリス氏は声明で、パテル氏が調査報道ジャーナリズムを犯罪扱いした米国の共犯者として永遠に記憶されるだろうと批判し、今後もアサンジ氏解放に向けた闘いを続ける意思を示している。
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Source: スラッシュドット