ガジェット

インボイス登録で実名が公表される

2023年10月からスタートする「インボイス制度」で、作家や俳優、YouTuberと行ったペンネームなどを利用する個人事業者の本名が流出する可能性が指摘されている(コハタ ヤスマサさんのツイートTogetterまとめ3月16日の国会答弁[犬飼淳氏による動画])。

インボイスは正式には「適格請求書等保存方式」といい、適格請求書でないと仕入税額控除、支払った消費税を経費として払った消費税として扱うことができなくなる。適格請求書を発行するためには、登録事業者になる必要がある。しかし、国会答弁などからインボイス発行のために登録事業者となった場合、実名が必ず公表されてしまうことが判明したという。

例えば作家、漫画家、アーティスト、俳優といったペンネーム・芸名で活動するクリエーター人は実名が漏れてしまう可能性がある。コハタ ヤスマサさんはVtuberさんのような職業では、影響が大きいのではないかと指摘している。実際、現在公開されている適格請求書発行事業者の公表情報のデータをダウンロードシステムでは、誰でも制限なく全登録者のデータがダウンロードできる仕様になっていたことが分かったとしている(公表情報ダウンロード)。

すべて読む

| YROセクション

| 日本

| 政治

| 政府

| お金

| プライバシ
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

参議院選挙出馬予定の漫画家赤松氏、ヒットアニメの税還付公約
2022年05月23日

クラウド業務サポートのfreeeがAmazonビジネスと購買明細APIで連携。日本では初
2022年01月28日

政府、個人事業主に識別番号を割り振る方針
2021年04月07日

米国際通商裁判所、袖付き毛布は衣服ではないとの判断
2017年02月19日

Source: スラッシュドット