headless 曰く、
ExpressVPN は 2 日、インド政府が VPN プロバイダーにユーザーデータ保持を義務付けたことを受け、インド国内の VPN サーバーを撤去すると発表した
(ExpressVPN のブログ記事、
HackRead の記事、
The Register の記事、
Neowin の記事)。VPN ユーザーデータの保持義務付けは 4 月に CERT-In が発表した指令に含まれており、発効する 6 月 27 日以降はユーザーの実名や住所、電話番号、割り当てた IP アドレス、利用パターンなどを最低 5 年間保持する必要がある。この指令はサイバー犯罪を防ぐためのものであるが、ユーザーのオンラインアクティビティをプライベートに保つという VPN の目的とは両立しないことや、当局による悪用の可能性もあることからインドからの物理的な VPN サーバー撤去を決めたとのこと。
なお、ExpressVPN はインドの IP アドレスで VPN サービスを利用可能な「バーチャル」インドサーバーをシンガポールと英国に設置しており、インドの IP アドレスが必要なユーザーは「India (via Singapore)」または「India (via UK)」を選択することでこれまでと変わらず利用できるとのことだ。
| ITセクション
| 犯罪
| YRO
| 政治
| インターネット
| 政府
| プライバシ
|
関連ストーリー:
Microsoft Edge Canary、VPNによるセキュリティ機能のテストを少数ユーザーで開始
2022年05月16日
米中央情報局、Tor 経由でロシアからの情報提供を求める
2022年05月10日
インド政府、企業や政府機関にサイバーインシデント認識後 6 時間以内の報告義務付けへ
2022年05月03日
中国で『パリピ孔明』を見るためには計略が必要です (VPN とか)
2022年04月24日
PornHubがロシアからの接続をブロックしているとするフェイクニュース出回る
2022年03月03日
暗号メールサービス ProtonMail、IP アドレスのログを保存しないとの記述を公式サイトトップページから削除
2021年09月11日
iOSでVPN利用時、一部の通信がVPNをバイパスする脆弱性
2020年03月29日
Source: スラッシュドット