4月に起きた知床観光船の沈没事故で、沈没した船の隔壁に人為的に開けた穴があったことが報じられている。船の甲板の下にある船倉を仕切る壁に「穴」が空けられていたという。地元の整備士からは「これ危ないから塞いだほうがいい」と指摘していたという報道も出ている(TBS NEWS DIG、HTB北海道ニュース、北海道放送)。
先の指摘をおこなった整備士の話によれば、沈没船の船底は4つの部屋に分かれており、それぞれ仕切り板はあるものの、いずれも穴があいていて一つの大きな空間としてつながっていたという。国の定期検査でも仕切り板の2つの穴を塞ぐよう指摘がおこなわれていたとされている。
あるAnonymous Coward 曰く、
小型船の場合、法令上ただちに違法ではないが、浸水により船が一気に沈む原因になった可能性があるという。
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Source: スラッシュドット