あるAnonymous Coward 曰く、
一般社団法人ABJによると、出版物の海賊版サイト上位10サイトへの合計アクセス数は半年で半減したしたが後継サイトが急成長しているそうだ。海賊サイトが減少した利用について大規模だった2つの海賊版漫画サイトや、「漫画BANK」の後継に当たるサイトなどが相次いで閉鎖しているためと指摘している(ABJ:巨大海賊版サイト閉鎖後の最新状況[PDF]、ITmedia)。
一方で漫画BANKとその後継に当たるサイトの月刊アクセス数を比較すると、後継サイトのほうがアクセス数の伸びが格段に上昇しているとのこと。理由として、海賊版サイトを利用するユーザーには「巨大海賊版サイトが閉鎖になってもすぐに後継が登場する」や「後継サイトをすぐに探す、そして探せる」という意識が定着しているという。
サイト運営者手口として、短期間でのアクセス数急増に対応するためにCDNサービスを使ったりロシアのITサービスを利用したり、一部の作品を読もうとすると別ドメインに自動で遷移するなど手の込んだ手法をつかっている模様。出版社やGoogle、CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)にて検索結果を削除しているがいたちごっこが続いている。
サイトブロッキングの法制化は断念して久しいが、削除と後継サイトの登場の繰り返しできりがないのでいつか再度法制化に持っていくのではないかと予想している。ブロッキングに反対したスラド諸氏はどう対策を打てば解決するのかご一考願いたい。
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Source: スラッシュドット