あるAnonymous Coward 曰く、
気候変動の影響で夜間の気温が徐々に上昇すると就寝が遅く、起床が早くなり、貴重な夜の睡眠時間が損なわれていることが新たな研究によって示されたとデンマーク、コペンハーゲン大学の研究者らが学術誌「One Earth」に発表した(ナショナル ジオグラフィック日本版サイト)。
合計741万回分の睡眠を追跡調査したところ、気温があまり高くない地域でも人々の睡眠は減り、睡眠時の気温がわずかに上昇しただけでも順応に苦労していたという。気温の上昇に伴い産業革命前から21世紀末までに、1人あたりの睡眠時間は年間50〜58時間減り睡眠不足の夜が年間13~15日も増加する、と研究者たちは警告している。なかでも女性・高齢者・低所得層ほど影響を受けやすく、人々が最も長く眠れたのは屋外の気温が10℃以下の夜だったという。
近年温暖化問題が取り巻くようになったが、睡眠不足の影響という結果が出てしまったことで今後は先進国の責務が問われることになるだろうか。
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Source: スラッシュドット