ガジェット

米司法省、善意のセキュリティ調査をコンピューター不正使用として訴追しないことを明確化

headless 曰く、

米司法省 (DOJ) は 19 日、コンピューター詐欺及び乱用に関する法律 (CFAA) に基づく訴追の対象から善意のセキュリティ調査を除外する改訂版ポリシーを発表した
(プレスリリース
The Verge の記事
The Register の記事
ポリシー: PDF)。

DOJ が善意のセキュリティ調査を CFAA 違反として訴追しないことを明確にするのは今回が初めて。それによると、善意によるセキュリティ欠陥・脆弱性の調査や修正のみを目的としたコンピューターアクセスについて、個人や公共の被害を防ぐよう配慮した形で実施され、それにより得た情報の主な使用目的がセキュリティ・安全性向上である場合に限り、善意のセキュリティ調査とみなされる。

新ポリシーは個人やネットワーク所有者、運営者等の法的権利を守ることでプライバシーとサイバーセキュリティを向上させるという、DOJ による CFAA 執行の目標を明確に説明するものだという。その一方で新ポリシーは「セキュリティ調査」との主張が悪意による行為を正当化しないことも明確にし、検事には難しい判断が必要な場合に司法省のコンピューター犯罪及び知的財産セクション (CCIPS) に相談することを推奨している。

すべて読む

| セキュリティセクション

| 犯罪

| セキュリティ

| 法廷

| アメリカ合衆国
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

NSA曰く、新しい暗号規格にバックドアはない
2022年05月15日

メンタルヘルスアプリのプライバシーやセキュリティ、多くが不十分との調査結果
2022年05月04日

インド政府、企業や政府機関にサイバーインシデント認識後 6 時間以内の報告義務付けへ
2022年05月03日

米国の倫理的ハッカー、高齢者から暗号通貨を盗んだ容疑で逮捕される
2022年04月20日

産業用システム用マルウェア発見される
2022年04月15日

スマート輸液ポンプの大半で既知の脆弱性が修正されていないという調査結果
2022年03月06日

メタップスペイメントの不正アクセスでクレカ情報46万件が流出。AKB48関連や日本赤十字社などが影響
2022年03月02日

ミネソタ大研究者、研究のためとしてLinuxカーネルに意図的に脆弱性コードをコミット
2021年04月26日

Source: スラッシュドット