2012年にウイルスバスターがWindows向けのフリーソフト「いじくるつくーる」と「すっきり!! デフラグ」をマルウェア扱いする問題が連続して発生し(その1、その2)、その後の経緯については作者の矢吹拓也氏も一度まとめられている。それから10年たった現在、同氏が再び経緯と残された課題について解説をブログ上で行っている(INASOFT 管理人のひとこと)。
当時はこうしたウイルスソフトの誤検知問題は多発する傾向があったが、先の両ソフトの件ではトレンドマイクロ側で対策が取られたとした後でも継続して複数回、同じ問題が発生したのが特徴となっている。直接的な原因は、トレンドマイクロが定期的に実施しているクローラーにバグがあったためだとしている。またトレンドマイクロ側の告知上の対応なども存在していた。なお記事では近年似たようなトラブルが減った要因としてPCのフリーソフト需要の減少があったことなども上げている。
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Source: スラッシュドット