ロシアに占領されたウクライナ南部のメリトポリで、ロシア軍が販売店から農業機械を盗みだし、チェチェン共和国に送ったとの報告があるそうだ。ところが、これらの盗まれた農業機械は、リモート機能によりロックがかけられ、使用できない状態になっていたという(CNN)。
過去記事でも取り上げられたことがあるが、現在のトラクターでは、自動運転機能などの関係でソフトウェア制御の役割が大きくなっている。チェチェンに輸送され機器は、遠隔操作が可能な製品だったことから、侵略者は盗んだ機器をチェチェンまで運んでから、電源さえ入らないことに気づいたとしている。
あるAnonymous Coward 曰く、
反修理権の敵として叩かれる事の多い農業機械の遠隔ロックって、役に立つ事もあるんだ。
| テクノロジー
| 犯罪
| 軍事
| idle
|
関連ストーリー:
米非営利組織によるノート PC と携帯電話の修理しやすさスコア、Apple が他を圧倒する低さに
2022年03月11日
Microsoft、消費者による修理のオプションを拡大することで株主と合意
2021年10月10日
故障率の高い米マクドナルドのアイスクリームマシン、連邦取引委員会が調査に乗り出したとの報道
2021年09月04日
米FTC、消費者の修理する権利をメーカーが制限しているとする報告書を公開
2021年05月10日
米マサチューセッツ州法の自動車を修理する権利、車載診断システムにも拡大へ
2020年11月07日
トラクターの修理問題がきっかけで修理の自由問題が注目を浴びる
2017年04月15日
アメリカで農業用トラクターにカスタムファームウェアをインストールするのが流行
2017年03月24日
ゲーム業界、修理マニュアル公開などを義務化する米法案に対し反対姿勢
2017年03月02日
Source: スラッシュドット