ウクライナ侵略に対する経済制裁で西側諸国からの映画配給が止まっているロシアの映画館だが、3 月以降も「THE BATMAN — ザ・バットマン」などの新作映画が上映されているらしい
(TorrentFreak の記事)。
こういった作品は正式に配給を受けたものではなく、違法なトレントサイトからダウンロードした海賊版をロシア語に吹き替えたものだ。ロシア政府が経済制裁に対抗して海賊版を許可したなどとも報じられているが、映画の海賊版は現在も違法なのだという。そのため、上映とのかかわりを否定しようとする映画館もあるようだ。
このような上映が行われているエカテリンブルクの映画館 Grinvich Cinema では、上映は同館によるものではなく、貸館として劇場使用を契約した会社によるものだと説明している。同館サイトの上映スケジュールではバットマンのほか、「私ときどきレッサーパンダ」「アンビュランス」などの作品で、イベント会場として劇場をレンタルした主催者が投稿した宣伝だという但し書きがみられる。ただし、同館の予約システムを使用して座席指定までできるため、通常の上映と違わないようだ。
ロシアでは現在、映画館を使用する本格的なものだけでなく、小規模な会場を使用する上映会も行われているとのことだ。
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Source: スラッシュドット