Intelは4日、新しいビットコインマイニングチップ「Blockscale ASIC」を発表した。従来の特定用途向け集積回路(ASIC)よりも電力消費量を削減することにより、エネルギー効率の高いハッシュ処理能力を持つ。これにより持続可能性を損なうことなく、コンピューティング能力を拡張可能であるとしている。インテルは2022年第3四半期(7月〜9月)にBlockscleの出荷を開始する予定とのこと(Intelリリース、The Register、Cointelegraph、Bitcoinist、新しい経済)。
Blockscale ASICは、SHA-256というハッシュ関数を用いたプルーフ・オブ・ワークブロックチェーンで動作するように設計されているそうだ。処理能力は最大0.58テラハッシュ/ sのハッシュレートで、電力効率は最大で26ジュール/テラハッシュだとしている。こうした性能面以外のメリットとしてIntelは、同ASICに関しては新しいCPUの供給を損なうことなく大量に供給可能であると話しているという。
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Source: スラッシュドット