米国立ヒトゲノム研究所などの国際チームが「ヒトゲノム」を完全な形で解読したそうだ。ヒトゲノの解読に関しては2003年に解読が終了したと発表されていた。しかし、ゲノムを構成する2つで1組となる塩基配列30億対のうち、およそ8%分に関しては繰り返しの配列が多いなどといった理由から正確な解読が出来ていなかったという。チームはテロメアを解読する新たな手法を開発したことにより、読み取れていなかった配列の解読を可能にしたとしている。ヒトゲノムの完全解読は、遺伝性疾患の特定や分析を行う上で重要な一歩となるとしている(読売新聞、NHK、時事通信)。
| テクノロジー
| バイオテック
| ニュース
| サイエンス
| 医療
|
関連ストーリー:
DeepMind、タンパク質の3D構造を予測可能なAI「AlphaFold v2.0」をGitHubで無償公開
2021年07月27日
新型コロナ感染症での重症化、ネアンデルタール人由来の遺伝子と関連している可能性
2020年10月08日
「ヒトゲノム合成計画」、スタート
2016年06月08日
ヒト脳プロジェクト、スーパーコンピューター上に脳モデルを作製してシミュレート
2013年05月17日
ヒトゲノムには4000万年前のウイルス遺伝子が組み込まれている
2010年01月12日
Source: スラッシュドット