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紛失防止タグ「AirTag」はストーカー用途に悪用できるか?

米Appleは20日、紛失防止タグ「AirTag」を発表した。4月30日からの発売で、アップルストアでの価格設定は1個3800円(税込)、4個セットの場合は1万2800円(税込)となる(ケータイ WatchITmedia)。

iPhoneなどの「探す」アプリと組み合わせることにより、忘れ物や紛失物を見つけ出すことができるようになる。こうした紛失防止タグ自体は従来からあるが、AirTagではAppleの製品同士が持つネットワークを活用し、iPhoneの「探す」アプリから落とし物を見つけ出せるのが最大の特徴。通常の落とし物タグが、Bluetoothで通信を行うのに対し、AirTagはUWB(Ultra Wideband)を使用することで、広い範囲での通信と正確な位置把握ができる特徴を持っている。

一方でこの仕組みを悪用してストーカーなどに悪用されないかとする懸念も出ているようだ。Appleもこの問題に関してはあらかじめ想定していたようで、一定の対策が行われている模様。Engadgetの記事が具体的なストーカーの事例と対策例を紹介している(Engadget)。この記事によれば、Phoneから離れたAirTagは、設定した親機から離れて一定の時間が経過すると、AirTagが鳴り続ける仕組みであることからストーカー用途には不向きであるという。タレコミにあるようにModを用いて音を消している場合でも、本人がiPhoneを所持している場合、登録していないAirTagを「知らないAirTag」として検知するが機能が用意されており、この「知らないAirTag」が自分と一緒に動いている場合、iPhoneに通知が行われる仕組みであるらしい。

あるAnonymous Coward 曰く、

Appleが忘れ物防止タグ AirTag を発表しました
ネットワークの利用に関して高度のセキュリティを備えているそうですが、ならばストーカー御用達の道具にもなり得るのではないでしょうか?
AirTagはスピーカーを内蔵して音を出すことが出来るそうですが、ならば持たせた人にAirTagを気づかせないようにスピーカーを無効化するmodもすぐに出てくるのでは?
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1320035.html
https://www.apple.com/jp/airtag/

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Source: スラッシュドット