ガートナージャパンが14日、日本のデジタル化に関する展望と題する発表を行った。日本でもメディなどでデジタル化やデジタル・トランスフォーメーション (DX)という言葉が頻出するようになっている。しかし同社によれば、経営側はデジタル化に取り組むよう強く求めるようになった一方、「何でもデジタル化」と捉えられ、デジタル化の意味がかつてのIT化/情報化と混同されているケースも多くみられるという。この結果、日本でのデジタル化と呼称されるものの7割以上は、これまでいわれてきた「IT化・情報化」とほとんど変わらないものとなり、本質的なビジネス変革を目指す動きが停滞してしまう可能性があると指摘している(ガートナージャパン、@IT)。
あるAnonymous Coward 曰く、
ガートナー社によるDXの定義
1.業務プロセスの変革
2.ビジネスと企業、人を結び付けて統合する
3.仮想と物理の世界を融合して人/モノ/ビジネスが直接つながり、顧客との関係が瞬時に変化していく状態が当たり前となるであり日本を当てはめるとマイナスからようやく0になったものではないかと思っている。それでもITとは疎遠で無関心だった地点から危機感を覚えて動けることができたものとすると幾分かは進歩したとも捉えられる。
問題は誤ったデジタル化からどのように本来のDXの道に戻れるかが問われる。おそらく多くの日本人が苦手であろう業務プロセスの改革に手を付けなければ、2025年の崖を飛び越えたとしても次の壁にぶち当たって先に進めなくなるのではとタレコミACは非常に懸念している。
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Source: スラッシュドット