ロシアのウクライナへの侵略を受けて、IT企業各社がロシアに対してさまざまな製品やサービス提供の停止を行っている。しかしこうした一方的な規制に距離を置く立場を取る企業もある。その一つであるGitHubはロシアからのアクセスを禁止しない方針を発表した(ITmedia、GIGAZINE)。
GitHub上では2月24日に「GitHubからロシアを切り離して」とする趣旨の項目が作られた。ウクライナ侵略を非難する立場から、ロシアからGitHubに接続できないようにするという要望内容となっている。そこでは様々な議論がされていたが、3月2日に公式スタッフが投稿に回答する形でコメントを出した(GitHubスタッフのコメント)。
曰く、GitHubのビジョンはどこに住んでいても関係なく、すべての開発者のためのホームとなることだ。私たちは米国政府がロシアの軍事力を維持するために必要な技術などへのアクセスを制限することを目的とした輸出規制を真剣に受け止めている。その上でユーザーや顧客が規制の範囲を超えるレベルの影響が発生しないようにするための責任も感じているとコメントした。
その上で、GitHubでのポリシーを定めたWebページを提示、3月2日の段階では米国政府の制裁が適用される国と地域にはロシアが含まれていないことを示唆、この項目での議論の終了を宣言している。
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Source: スラッシュドット