ルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長は19日にオンライン会見を開き、火災で操業停止となっていた那珂工場に関して、5月中の生産回復を目指すと発表した。同社は17日から同工場の操業の再開にこぎ着けた。被害にあったN3棟では、現在は火災前の10%弱の生産能力で生産再開しているという。半導体不足の影響から採算量に関しても心配されているが、柴田氏は「今週中に同30%、4月中に同50%、そして5月中にも100%の生産能力まで回復することを目標にする」と話したという。全体としての復旧は3カ月程度を必要とする従来の見解を維持している(EE Times Japan、共同通信)。
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Source: スラッシュドット