Yahoo Finance Liveの記事によれば、AMDの時価総額が22日にライバルであるIntelを一時上回ったそうだ(ただし翌日の23日は5.09%の下落となっている)。最近ではこうした時価総額が逆転する出来事が何回か起きているそうだ(Yahoo Finance Live、MarketWatch)。
AMDの2021年の売上高は68%増、利益は117%増となった。2022年の売上高成長率は31%、売上総利益率は51%になるとの見込みが示されている。一方のIntelの2021年の売上高は2%増、利益は7%増で、2022年の売上高は2%程度の上昇と見られている。Intelはチップ製造能力をさらに増強することから利益に関しては36%減少する見込みとされている。
AMDは先週、350億ドルをかけたXilinxの買収を完了した。この買収はAMDの53年の歴史の中で最大のもので、これによりAMDはプログラマブルチップ市場で重要な専門知識を得ることに成功した。この技術は今後、AMDがクラウドコンピューティング分野でIntelからシェアを奪い続けようとするならば必要不可欠なものになるとしている。対するIntelもTower Semiconductorを54億ドルでの買収することを発表した。ただこの記事によれば、この買収に関しては、ファウンドリー事業者としてのIntelを強化することにはなるものの、アナリストからはAMDのXilinx買収ほどには評価されていないとしている。
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Source: スラッシュドット