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佐渡島周辺で発見されたゴカイ類の新種、キングギドラにちなんだ名前が付けられる

headless 曰く、

東京大学・三崎臨海実験所やドイツ・ゲッティンゲン大学などの研究グループが佐渡島周辺の浅海で発見したゴカイ類の新種にキングギドラにちなんだ学名「 Ramisyllis kingghidorahi 」が付けられた
(三崎臨海実験所のプレスリリース
ゲッティンゲン大学のプレスリリース
論文
Ars Technica の記事)。

ゴカイ類のシリス科では体軸が分岐する種がこれまでに 2 種知られており、R. kingghidorahi (キングギドラシリス) はオーストラリア北部の浅海域で発見された R. multicaudata と近縁だ。研究グループは 2019 年 10 月に佐渡島南部の宿根木で潜水調査を行い、採取したカイメンに棲息していたキングギドラシリスを発見。R. multicaudata とは別種であることが強く示唆されたため、新種記載したとのこと。

3 つの頭部を持つキングギドラだが、キングギドラシリスで分岐するのは尾部であり、頭部は 1 つのみとなる。Ramisyllis 属では複数の尾部から遊泳繁殖個体 (ストロン) が遊離して繁殖を行うが、本種の著しく分岐する体制は多数の尾部から繁殖個体を放出できるほか、尾部から海水を取り込むことで栄養吸収効率を上げる役割がある可能性も示された。

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Source: スラッシュドット