米空軍は9日、2019/2020会計年度の「Acquisition Biennial Report」を発表した。このレポートは米空軍における60を超える大型買収プログラムの概要などを示したもの。その中には導入予定の次世代兵器などについても触れられている(米空軍リリース、 Fiscal Year 2019/2020 Acquisition Biennial Report[PDF])。
あるAnonymous Coward 曰く、
米軍が発表した隔年報に次世代戦闘機とされるデジタルセンチュリーシリーズの想像図が掲載されたのだが、80年代縦スクロールシューティングゲームの自機風のデザインであり、現実がゲームに追いついたといえるものとなっている。なお、この機体はデジタルエンジニアリング、アジャイルソフトウェア開発、およびオープンアーキテクチャ開発を強化することにより、最も困難な運用環境でも航空優勢を得ることができるらしい。なんか、どれも航空優勢と関係ない気がするが、デジタルフォーメーションで変形とかするのかもしれない。
ちなみに現世代の最新鋭機であるF-35は、それまで軍事分野で主流だったAda言語ではなく、C++を使っており、F-35の開発からコーディング規約としてMISRA C++が生まれた。デジタルセンチュリーシリーズでは、従来のモノリシックなプログラムアプローチスケジュールを避ける、デジタルセンチュリーシリーズアプローチと呼ばれる新しい戦略を採用するということらしい。
F-35が第二次世界大戦で活躍したP-38ライトニングから、ライトニングIIと呼ばれているので、同じロッキードの元祖センチュリーシリーズの機体F-104 スターファイターから、この機体の愛称はスターファイターIIになるのだろうか。
スリムなF-104から考えると、ずいぶんとマッチョになってしまいそうだ。
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Source: スラッシュドット