Firefoxで13日、午後4時50分ごろからパフォーマンスが著しく低下したり、Webサイトが開けなくなる問題が発生、各所で騒ぎになっていたという。公式Twitterによれば、クラウドプロバイダー側のデフォルト設定の変更により、HTTP3接続に関する問題が誘発されたのだそうだ。特定条件下でヘッダーの解析処理が無限ループに陥る問題も生じていた模様(Firefox公式Twitter、Mozilla、窓の杜、ITmedia)。
Mozillaは翌14日、こうした不具合に対処したメンテナンスアップデートv96.0.1を公開した。修正点は2点あり、HTTP3接続に関するトラブルに対処するためcontent-lengthヘッダーの解析処理を改善。このほかWindows版「Firefox」で[システムのプロキシ設定を使用する]オプションを有効化している場合に、プロキシルールの例外が機能しない不具合に対処したとしている(Firefoxサポート公式Twitter、窓の杜、ITmedia)。
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Source: スラッシュドット