Dell 製 PC の一部のモデルで、BIOS アップグレード後に起動できなくなるといった問題が報告されている
(BleepingComputer の記事、
Neowin の記事)。
記事では影響を受けるモデルとしてノート PC の Latitude 5320 / 5520 とデスクトップ PC の Inspiron 5680 / Alienware Aurora R8 が挙げられている。
ただし、Inspiron ユーザーの報告は Windows 上の SupportAssist で BIOS アップグレードを選択したが、再起動後にハングアップしてアップグレードが実行されなかったというものであり、Neowin が引用している Alienware ユーザーの報告は BIOS と関係のない BSOD に関するものだ。これらのモデルの影響を受けるバージョンとされる BIOS アップデートプログラム (Inspiron、
Alienware) は現在も公開されている。
一方、Latitude で影響を受けるバージョンとされる BIOS アップデートプログラム (バージョン 1.14.3) は削除されており、現在はバージョン 1.13.0 が最新版となっている。約 180 台の 5320 のうち 3 台の BIOS をアップグレードしたら起動できなくなったという報告もあり、Dell の公式回答はないものの問題を認識して公開を停止したとみられる。なお、Latitude 5520 の BIOS は Precision 3360 と共通だが、こちらの問題は報告されていないようだ。
BIOS アップグレード後の問題としては、動作が不安定になって起動失敗が増えるというもののようで、起動成功時に BIOS をダウングレードできたという報告もみられる。
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Source: スラッシュドット