Google Chrome のメジャーバージョンが間もなく 100 に到達するのに先立ち、Chorme 96 では User Agent 文字列の Chrome メジャーバージョンを 100 にするフラグ (#force-major-version-to-100) が追加されている
(9to5Google の記事、
Chrome Developers のブログ記事)。
このフラグはメジャーバージョンが 3 桁になった場合の影響を事前に確認するために追加された。影響としては User Agent パーサーがメジャーバージョンの桁数を決め打ちしていると正常に処理が実行できなくなるといったもので、同様の問題は Chrome 10 でメジャーバージョンが 2 桁に増えた際にも発生している。今回、バージョン 100 フラグを有効にすると www.energysavingspecialist.co.uk などの「Powered by Yell Business」サイトで問題が発生する (403 エラー) ことが報告され、Yell 側に報告して修正が行われた。Chrome のメジャーバージョンが 100 以上になっているかどうかを確認するサイト Is Chrome 100 yet? も公開されている。
フラグは Brave や Opera、Vivaldi といった Chrome 以外の Chromium 系ブラウザーでもサポートされているが、Microsoft Edge は Canary チャネルの Edge 99 でもサポートしていない。Chromium Gerrit ではメジャーバージョンを 99 に固定してマイナーバージョンに 100 以降のメジャーバージョンを記述するという提案もみられるが、Google の User Agent 文字列削減計画では Chrome 101 で逆オリジントライアルにオプトインしていないサイトに対し、マイナーバージョンを「0.0.0」にする予定となっている。
スラドの皆さんは対策の必要なサイト等を抱えているだろうか。
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Source: スラッシュドット