17日に行われた参院予算委員会で、自民党議員からNHKを視聴したい人だけが受信料を払う「スクランブル化」を求める発言が出たと言う。小野田紀美氏の発言によるもので、インターネット経由の番組配信の実証実験が「ネットの受信料を取ろうとするならけしからん」と発言したという。これに対し、金子総務大臣が「テレビを設置していない方を新たに受信料の対象とすることは現時点で考えていない」と説明、これに対して小野田氏は「永続的に考えないでいただきたい」と求めたとしている(毎日新聞)。
テレビ業界に関しては、NHK・民放ともに先行きが厳しいとする指摘が出ている(市況かぶ全力2階建、デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会(第3回)配付資料)。15日に行われた総務省の有識者会議の多賀谷一照千葉大学名誉教授資料[PDF]でも
放送サービスの今後のあり方
1,年齢層と放送サービス
―60代―70代以上
死ぬまで TV を見続ける
―30―40代
TV を見ない、持たない
彼らから、現行的な意味での NHK 受信料を取ることはいずれ無理となる
と記載されており、会議でも関連する発言があって話題になっていたようだ。資料の基となった多賀谷氏は過去にNHKの経営委員会に所属していたこともあったとされこのことが話題を呼ぶ結果となった模様。
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Source: スラッシュドット