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英国のAmazon倉庫、救急車の出動回数は3年8か月で971回

あるAnonymous Coward 曰く、

ミラー紙の記事によると、イギリス国営の医療事業で病院などを運営する国民保健サービス(NHS)に対して情報公開法に基づき情報請求をしたところ、2018年1月1日から2021年8月31日のわずか3年8ヶ月の間にアマゾンの倉庫で発生した救急車の呼び出し通報は971回。2018年は215回、2019年は209回、2020年には299回で、今年の8ヶ月間は248回で去年より24%増加。平均で週に5回呼び出しをしている(Mirror)。

エセックスのティルベリーにある倉庫では、24時間稼働で4000人が働く。今年11月7日日曜日の朝8時、この倉庫で働いていたある労働者がトイレで死亡しているのが発見された。971回のうちこの倉庫だけで178回に及ぶ。

ウォリックシャーのラグビーにある倉庫からの通報では自殺未遂の記録があり、スタフスのルージュリーの倉庫からは自殺願望の通報と薬物の過剰摂取による事故が記録されていたそうだ。

今年のイギリスのブラックフライデーでは20億ポンドの売上を計上したが、記事で語っている匿名の内部告発者は、10時間の夜間シフトで380件の商品を探し回るのを経験しており、また、コロナに感染している例外を除いて病気で休職する場合初めの3日間は手当は出ないそうだ。

アマゾンの広報担当者は「当社を批判している者たちは不完全な情報を意図的に誤解を招くような仕向けている」「イギリスの他の輸送倉庫業と比較してもアマゾンは平均40%も怪我・事故が少ない」「救急車の大部分は、仕事関連ではなく持病」「政府の傷病手当方針が4日目から始まるので他の小売業者と同等である」としている。

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Source: スラッシュドット