headless 曰く、
スターバックスが米国・シアトルの5店舗で3月30日から5月31日まで、再使用可能な持ち帰り用カップを貸し出す「Borrow A Cup」プログラムを試験的に実施しているそうだ( Starbucks Storiesの記事、 GeekWireの記事)。
再使用型カップは客によるカップの持ち込みとは異なり、1回使用するごとに回収して専門の業者が洗浄・消毒後に店舗へ届けられ、最大30回まで再使用される。客は1ドルのデポジットを支払うことで再使用型カップを選択でき、使用後は実施店舗の店内やドライブスルーに設置された非接触の返却キオスクで返却する。返却時にスターバックスアプリをスキャンするとデポジットはスターバックスリワードアカウントのクレジットとして返金され、10 Bonus Stars(ポイント)が付与される。自宅からの回収サービスも提供しているとのこと。
スターバックスは持ち込みカップでのドリンク購入時に値引きするサービスを1980年代から実施しているが、COVID-19パンデミックの影響で世界各地で持ち込みカップでの提供が一時見合わせられた。日本のスターバックスでは既に持ち込みカップでの提供を再開しているが、米国とカナダでは提供が再開されていないという。
スターバックスで販売されるドリンクの80%は持ち帰りとなっており、リサイクル可能な1回使い捨てカップで提供されるものの、実際にリサイクルされるのは一部にとどまるとのこと。スターバックスは昨年、2030年までに廃棄物を50%削減する目標を発表しており、Borrow A Cupプログラムは使い捨てカップの利便性を大きく損なわずに廃棄物を減らす方法として考案されたようだ。
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Source: スラッシュドット