今年はiPodが誕生から20周年、Windows XPも20周年、Happy Hacking Keyboardも25周年を迎える中、開発者の間で使われてきた老舗テキストエディタ「Vim」は30周年を迎えたそうだ。Vimの生みの親であるBram Moolenaa氏は公式サイトで、Vimはかつてないほど人気が高まっているとし、Vim 9の開発状況について触れている。現在、10-100倍速く高速に実行できる新しいVimスクリプト関数を開発中だという。ただ完成するまでには時間がかかりそうだともしている(Happy birthday!、GIGAZINE)。
30周年を迎えたことでVimが使われ続ける理由などを考察した記事も出ている。ソフトウェア開発者のAlex Baldwin氏は、マウス無し・キーボードのみで操作できることやドットを入力するだけで直前の変更を繰り返せる「.(ドット)」コマンドの利便性が高いこと、エディター内に統合されたシェルコマンド、バッファ機能などを上げている。TECH+の記事でもWin/Mac/Linuxなど幅広い環境で動かすことができ、リソースの限られた環境でもVimなら動かすことができるという安心感などを理由として上げている(Simple Thread、TECH+)。
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Source: スラッシュドット