ガジェット

米防総省、小型ポータブル原子炉実現に向けて開発企業二社を選定

米国防総省は、軍事用途に使用するための小型で携帯可能な原子炉の開発計画「Project Pele」について開発企業を選定したそうだ。選定された企業はBWXT Advanced TechnologiesとX-energyの2社(Defense News航空宇宙ビジネス短信T2)。

Project Peleで米軍が求める要求仕様は、最前線となる一般フィールド上で利用できること、1〜5メガワットの出力を持ち、かつフルパワーで少なくとも3年間持続できる性能を持つ必要がある。さらに輸送後3日以内に動作し、7日以内に安全に撤収できることも求められているとしている。2022年初頭には最終設計案を提示する方針。

国防総省は現在、年間約30テラワット時の電力と1日あたり1000万ガロン以上の燃料を使用している。バイデン政権は国防総省全体で代替エネルギーの利用を進めることを求めている模様。

すべて読む

| 軍事

| 原子力

| アメリカ合衆国
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

小型・安全という次世代原子炉、うまくいけば2026年にも米国で試験運用開始
2019年12月19日

米オハイオ州コロンバスで自作原子炉が暴走したとの通報。住民が避難する騒ぎに
2019年12月11日

民主党の米次期大統領選候補アンドリュー・ヤン氏、政府にトリウム溶融塩原子炉への投資を求める
2019年10月26日

米海軍の最新鋭原子力空母「ジェラルド・R・フォード」就役
2017年07月27日

大企業がリードする原子力技術に未来はない?
2013年12月11日

原子力空母エンタープライズ、12月1日をもって実質退役へ
2012年11月05日

宇宙基地用の小型原子力発電装置開発へ
2011年09月01日

Source: スラッシュドット