Apple は 22 日、App Store Review ガイドラインを改訂した (9to5Mac の記事、 Mac Rumors の記事)。
Apple は米国のアプリ開発者が提起したクラスアクション訴訟で 8 月に和解しており、今回の改訂には和解の内容が盛り込まれている。変更点としては、開発者がアプリ内課金 (IAP) を使用しない購入方法をユーザーにアプリの外で呼び掛けるため、アプリを通じて入手した情報を利用可能にするというものだ。このような行為を禁じていた 3.1.3 では該当部分の文言が削除され、アプリを通じてユーザーに連絡先情報の提供をリクエストできるという 5.1.1 (x) が新たに追加されている。
なお、Apple はアプリ内で IAP 以外の購入方法へ移動する外部リンクの設置を許容すると日本の公正取引委員会に約束しているが、3.1.1 の該当部分は変更されていない。Apple は来年初めから変更を適用すると述べていることから、近いうちに再び改訂される可能性がある。
今回の改訂ではこのほか、アプリ (App) 内イベントの公開を可能にする 2.3.13 が追加されている。
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Source: スラッシュドット