あるAnonymous Coward 曰く、
京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は18日、人工知能 (AI) を使用してアダルトビデオのモザイク部分を加工し、無修整のような動画を作ってインターネット上に公開したとして、著作権法違反とわいせつ電磁的記録陳列の疑いで、兵庫県の画像クリエイターの男性 (43) を逮捕した(京都新聞, 時事通信, 日刊スポーツ)。
逮捕された男性は、機械学習を使った画像の高解像度化アルゴリズム「TecoGAN」を使って、アダルトビデオのモザイクを除去したような動画を1点約2300円で生成。昨年12月から8月までの間に約1万2千点を販売し、約1100万円の収益を得ていたという。
いわゆるAI技術を使ったアダルトビデオの摘発としては、これまで他人の顔を既存の動画に合成した「ディープフェイク」が摘発されていたが、モザイク除去ではこれが初めてとなる。なお、容疑者の男性は自身のサイトで「モザイク破壊」を謳い客を募っていたという。
| テクノロジー
| 犯罪
| 人工知能
|
関連ストーリー:
被写体の手前にあるフェンスやガラスの反射などを消し去る技術
2021年03月27日
差別的言動でクビになった元東大准教授、モザイク除去AIを販売へ
2020年03月05日
AIによるアダルトビデオのモザイク除去が実用レベルに
2020年02月13日
Google、有料でWeb広告を非表示にする実験的サービスを開始
2014年11月22日
デジタル編集でコンドームを消し去ったポルノが登場
2014年01月23日
Source: スラッシュドット