headless 曰く、
米ホワイトハウス気候問題アドバイザーのジーナ・マッカーシー氏が1日、バイデン政権が原子力発電をクリーンエネルギーとみなすことになるとの見解を示したそうだ(E&E Newsの記事、 Ars Technicaの記事、 Bloombergの記事)。
ジョー・バイデン米大統領は2035年までにすべての電力をCO2フリーにする計画を示し、クリーンエネルギー基準(CES)の策定を進めている。マッカーシー氏によれば、CESには原子力発電の利用や二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術への投資が組み込まれることになるという。議会では政党を問わず全体に原子力発電や二酸化炭素回収技術が支持されてきたとのことだが、原子力発電をクリーンエネルギーとみなすかどうかについては議論の的になるとみられる。また、環境保護団体などからは、CCSへの投資は化石燃料の終息を遅らせることになるとして反対の声も出ているとのこと。一方、化石燃料の完全な終息については、民主党穏健派の中にも支持しない議員が出てくる可能性も指摘されているとのことだ。
| 地球
| 電力
| 政治
| サイエンス
| 原子力
| アメリカ合衆国
|
関連ストーリー:
ほぼ本物と同じ操作性のチェルノブイリ原発(RBMK-1000)シミュレータ
2021年01月20日
中国、独自開発らしい新型原子炉「華竜1号」を運転開始
2020年12月01日
カリフォルニア州、2035年までに事実上ガソリン車の販売を禁止へ
2020年09月26日
バイデン前副大統領、大統領選の政策として2兆ドルの環境対策を発表へ
2020年07月17日
ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ、校内での牛肉製品販売を禁止へ
2019年08月20日
米トランプ政権、来年度予算でクリーンエネルギー関連予算を72%削減か
2018年02月06日
Google、再生可能エネルギーのみでの運営を100%達成
2017年10月18日
ビル・ゲイツ、気候変動を否定してはならないと警告
2017年02月03日
Source: スラッシュドット