manmos曰く、
日本将棋連盟がリコーと共同開発した「リコー将棋AI棋譜記録システム」をHEROZ株式会社が継承し、2021年4月1日より運用することになった(HEROZのプレスリリース)。
以前から奨励会員の学業との両立等の問題もあり、大学の将棋部員なども記録係に採用してはみたものの、奨励会員とはかなり能力差があったのですぐに中止された。一方、コロナ禍で記録係の不足がより一層顕著となっていた。
ただ、今日の棋戦中継(山﨑-豊島)を見る限り記録係自体は座っている。きつい仕事とはいえ、奨励会員にとってプロの将棋を生で記録できる上、(囲碁界とは違い)感想戦で意見を述べることも可能なので、実力者の対局でまったく人間の記録係がいなくなることはないと思う。
リコー将棋AI棋譜記録システムは2019年7月から実証実験が行われており、昨年5月のリコー杯女流王座決定戦で本格導入されていた。
今回、HEROZが継承するにあたってサービス名称が「HEROZ Kishin Eye」に変更された。この名称は盤面の映像を撮影するカメラを眼(eye)にたとえ、HEROZが運営する日本将棋連盟公認の将棋ゲーム「将棋ウォーズ」に搭載されている将棋AI「棋神」に由来するBtoBサービス「HEROZ Kishin」と組み合わせたものだという。
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Source: スラッシュドット