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東芝、フィルム型ペロブスカイト太陽電池で15.1%という世界最高効率を達成

東芝は9月10日、フィルム型の「ペロブスカイト」太陽電池モジュールで、エネルギー変換効率を従来の14.1%から15.1%に引き上げることに成功したそうだ。ペロブスカイトタイプの太陽電池は、シリコン系太陽電池よりもエネルギー変換効率は劣るものの、印刷技術などの応用により安価に作成できるとしている。また重量も軽くできることから壁などにも設置しやすい(東芝リリーススマートジャパンMONOistテレ東BIZ[動画])。

新たに開発された手法では、従来2段階で行っていたペロブスカイト層の成膜を1段階で行えるようにしたという。生産プロセスの高速化とエネルギー変換効率の向上が両立できるとしている。ただテレ東BIZによると、日本はエネルギー変換効率では先行しているものの、量産化技術ではポーランドの企業などに後れを取っている状況だそうだ。

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Source: スラッシュドット