あるAnonymous Coward 曰く、
新型コロナが拡大して出社への警戒感が強まる昨今だが、沖縄の食品加工会社で今月、工場の従業員1名の感染が判明した後、濃厚接触者となった社員に対して「特別手当を支給する」と呼び掛け、出勤を促していた会社で20人以上のクラスターが発生していたことが分かったという(沖縄タイムス)。
沖縄では現在、人口に対して極めて多くの新型コロナ感染者が出ており、保健所による事業所クラスターや濃厚接触者の調査が追い付いていないという。そんな中、ある食品加工会社では上述のように感染者が出て周辺の社員も濃厚接触者となったが、操業中止を求める社員に「旧盆前で生産ラインを止めることができない」と答えて生産を継続。それどころか感染者が出て人が足りなくなると「特別手当を支給する」として出勤を呼びかけ空いたラインに投入したとのこと。
収入のために仕事を止められない会社/人の話はよく聞くが、わざわざ危険な状態で出勤を促すのは監督責任が問われても仕方がないだろう。現在はどこも手が回っていないだろうが、コロナ禍が落ち着いたら、こういうのはきちんと清算して貰いたいものである。
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Source: スラッシュドット