ニュージーランドは8月17日、全土で緊急ロックダウンを実施すると発表した。判明した感染者は一人だけではあるが、同国のアーダーン首相は世界的に猛威を振るっているデルタ株の流入とみてロックダウンの方針を決めたとしている。同国で市中感染者が見つかったのは2月以来とのこと。これまで同国では厳しい水際対策や厳格なロックダウンで押さえ込みに成功していた一方で、ワクチンの接種率は約20%、1回接種に関しても33%と低いことから対応も慎重になっている模様(BBC、時事ドットコム、ロイター)。
ロックダウンは17日午後11時59分(日本時間同8時59分)から開始、市中感染が確認されたオークランドと感染者が訪問していた沿岸部の町コロマンデルで7日間、ほかの大部分では3日間行われるとされる。なお同大統領は
「抑え込まないとどうなるか、私たちは他の国の例を見てきた。チャンスは1回しかない」
と話しているそうだ。
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Source: スラッシュドット