リコール修理後にもバッテリー発火の可能性があるとして先日注意喚起が行われた Chevrolet Bolt EV だが、GM が発火の根本的な原因を特定したとして新たなリコールを発表した(Bolt EV Recall、 The Verge の記事、 Ars Technica の記事、 SlashGear の記事)。
問題のバッテリーは LG Chem の特定の工場で製造されたものだ。GM と LG が調査した結果、2 つのまれな製造上の欠陥が 1 つのバッテリーセル内に同時に存在することが原因だと判明したという。
GM はリコールにより対象車両の欠陥バッテリーを交換する計画で、交換パーツの用意が出来次第通知する。リコールの準備ができるまでの緩和策として、1) 充電の上限が 90 % となるよう設定する 2) 可能な限り、使用後はその都度充電し、充電残量が 70 マイル (約 27 %) 未満にならないように注意する 3) 充電完了後は屋外に駐車し、一晩中充電したままにしない、ことを顧客に求めている。
また、設定の変更が苦手な顧客はディーラーに依頼してでも設定するべきであり、最初のリコールで対策となっていた診断ソフトウェアのインストールが行われていない場合はディーラーに依頼してインストールするべきとのことだ。
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2021年07月18日
Source: スラッシュドット