WSJによると、Intelが元AMDの半導体生産部門が独立した企業である「グローバルファウンドリーズ(GF)」を買収するという話を進めているそうだ。GFは現在、アブダビ政府の投資部門であるMubadala Investment Companyが所有しているが、同社とIntelが交渉を進めているとされる。買収案ではGFの評価額を約300億ドル(3兆3000億円)として提示しているという。ただこの記事によれば買収案がまとまらず、GF側が新規株式公開(IPO)を実施する可能性もあるとしている(WSJ、TechCrunch、GIGAZINE)。
Intelは3月にファウンドリー(受託生産)事業に注力する方針を示しており、米国内の施設に200億ドル以上を投資する計画を発表していた。GFは5G世代向けのRF製品やIoT、自動車向けのテクノロジーとプロセスを所有していることからIntelがGFを獲得できれば、パット・ゲルシンガーCEOが計画している「IDM2.0」戦略の前進につながると見られている。
| ビジネス
| ハードウェア
| Intel
|
関連ストーリー:
TSMC、21年に車載用半導体の生産を6割拡大する方針
2021年05月25日
Intelがファウンドリー事業に参入へ。新工場を建設しTSMCと競合する方針示す
2021年03月24日
Intel次期CEO曰く、クパチーノのライフスタイル企業よりも全てにおいて優れた製品をPCエコシステムに届ける必要がある
2021年01月17日
GLOBALFOUNDRIESとTSMC、特許侵害訴訟を互いに取り下げ
2019年10月31日
GlobalFoundries、TSMC製品の米国とドイツへの輸入差止を求めてTSMCやAppleなどを提訴
2019年08月29日
Intel、AMDから分離独立した半導体製造会社にはライセンスを認めないと主張
2009年03月18日
AMD、製造部分を別会社として分離
2008年10月08日
Source: スラッシュドット