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政府、法令作成時のミスの原因との指摘もあるe-Lawsシステム改善に着手

河野太郎行政改革担当大臣によると、政府が国の法制執務に利用している法令データベースe-LAWS(法制執務業務支援システム)に関して改修を行う方針だという(河野太郎公式サイト毎日新聞)。

e-LAWSは省庁業務のオンライン化を進める目的で作られたものだが、法令の策定や改正後のデータ更新が遅いことから、すぐに利用できないことがあった。また法律の所管官庁がチェックしないまま掲載された「未認証」の法律なども約5%存在しており、こうした問題が国会で取り上げられた法令作成時のミスの一因であるという指摘もあるようだ。なおこの問題に関しては、ほかにもいろいろな要因が指摘されている(過去記事東京新聞NHKダイヤモンド・オンライン)。

河野大臣によると、法令データを整備する業務フローを抜本的に見直すという。これまでは公布後に官報データから(総務省が)法令データを作成していたが、今後は国会提出時のデータから法務省が中心となって行う。修正がない場合は、e-Lawsと政府の総合窓口であるe-Govでも更新を行う仕組みに改善するという。手始めに法務省と総務省が共同で現在の法令データの検証を行うとしている。

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Source: スラッシュドット