Googleがスイスのソフトウェアエンジニアを同姓同名のブルガリアの連続殺人犯と取り違え、検索結果のナレッジパネルに顔写真を掲載していたそうだ(Hristo Georgiev 氏のブログ記事、 The Next Webの記事、 Search Engine Journal の記事)。
連続殺人犯と間違われたのは Hristo Georgiev 氏。元同僚から知らせを受けた Georgiev 氏は当初、誰かが自分をからかおうとしているのではないかと思ったそうだ。しかし、ナレッジパネルに記載されている情報元の Wikipedia 記事に顔写真はなく、Google のアルゴリズムが誤って連続殺人犯と Georgiev 氏の顔写真を関連付けてしまったらしいことがわかる。
ただし、同姓同名の人は他にも数多く、Georgiev 氏だけが抽出された理由は不明だ。実際に画像検索結果では Georgiev 氏以外の同姓同名の人物の顔写真も多数表示される。また、この連続殺人犯は1980年に射殺されており、ナレッジパネルには死亡日が記載されているが、なぜか存命中のように現在の年齢も記載されている。
Georgiev 氏はこの間違いを友人と共有して少し楽しんだが、何十億人という人が使用するアルゴリズムが容易に情報を歪められることは恐ろしいことだと実感したとのこと。Georgiev 氏は問題を Google に報告しており、既に顔写真の間違いは修正されている。
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Source: スラッシュドット