headless 曰く、
Google のマテリアルデザインチームが 24 時間表示の時計のためのタイムピッカーデザインで直面した困難について解説している
(Material Design Blog の記事、
9to5Google の記事、
Android Poice の記事)。2020 年 10 月、最初にリリースしたマテリアルデザインの 24 時間タイムピッカーは 2 重リングになっており、外周で 1 ~ 12 時、内周で 13 ~ 24 時を選択する仕組みだったという。しかし、内周での選択が難しいといった懸念を受けて 1 重リングで 1 ~ 24 時までを選択するデザインに変更。このデザインでは偶数の時間のみ表示され、奇数の時間はスペースで表現されていた。このリングは時間の選択時のみで、分の選択時には表示が切り替わる仕組みだ。
しかし、このデザインは重要なアクセシビリティの問題を解決する一方で、ユーザーが認知しているアナログ時計の文字盤と一致せず、奇数の時間を選択するのにスペースを選択するというのが明確でないなどの問題があった。チームは 50 以上の異なるプロトタイプデザインを作るなど試行錯誤したが、24 時間表示のアナログ時計がユーザーの混乱を招くことに変わりなかったようだ。
最終的に 24 時間のタイムピッカーはデジタル方式が確実という結論に達し、オプションで 2 重リングのアナログ方式タイムピッカーも選択できるようにする計画とのことだ。スラドの皆さんはわかりやすく、かつ使いやすい24時間のアナログ方式タイムピッカーのアイディアがあるだろうか。
| GUI
| デベロッパー
| Android
|
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Source: スラッシュドット