ガジェット

2020年トイレットペーパー店頭不足、SNSでは誤情報より訂正情報の方が要因である可能性が高い

コロナ禍初期に拡散したデマの一つであるトイレットペーパー不足の問題で、東京大の鳥海教授らは4月28日、SNS上の情報の広がりと実際のトイレットペーパーの売り上げを比較分析を行った研究成果を発表した。研究では、訂正情報の拡散量が変化したときにトイレットペーパーの売り上げがどのように変化するかを分析したという。その結果、デマ情報そのものよりも訂正情報の拡散がトイレットペーパー不足を引き起こした要因である可能性が高いことが判明したそうだ。これまでは誤情報の拡散対策として、訂正情報が効果的であると考えられてきたが、必要以上の訂正情報は逆に混乱をもたらす可能性があるとしている(PLOS ONE工学部/工学系研究科 プレスリリース)。

すべて読む

| ITセクション

| Twitter

| IT

| SNS
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

「ぎょう虫駆除薬がコロナに効く」デマがSNSで流布。
2021年08月31日

英国で5Gの電波塔がコロナウイルス感染拡大につながっているとのデマが広まる、これを真に受けた放火事件も発生
2020年04月06日

実名制SNSで罵詈雑言を書き込む人達
2019年08月26日

IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2019」を発表
2019年02月01日

SNSで拡散されるデマ、翻弄されて注意喚起を行う自治体も
2018年06月20日

東名高速の追突事故に関するデマを流した複数の人物に対し名誉棄損の疑いで家宅捜索が行われる
2017年12月24日

Source: スラッシュドット