3月9日に行われる韓国の大統領選でディープフェイク技術が用いられているという。野党「国民の力」の候補者である尹錫悦前検事総長が導入したものだそうで、同党曰く世界初の公式ディープフェイク候補であるとしている。この1月1日に公開され、問いかけに関してネットの流行語や自らのスキャンダルに対する皮肉などユーモラスな風刺的内容を受け答えすることで人気を集めているらしい(AFP、France 24)。
あるAnonymous Coward 曰く、
韓国の大統領選で尹錫悦候補がデジタルアバターを選挙戦に投入したとのこと。AIを用いた合成映像技術「ディープフェイク」を駆使して、見た目は本人とほとんど変わらないものの、辛らつな言葉やインターネットミームになりやすい口癖が特徴だという。尹氏はこのために、20時間かけて音声と映像で3000の文章を収録してディープフェイク技術企業にデータを提供した。
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Source: スラッシュドット