防衛省は9日、陸上自衛隊が導入を計画する次期装輪装甲車に、フィンランド製「AMV XP」が選定されたことを発表した。パトリア AMV XPは、8輪駆動の装甲戦闘車両で、乗員3名のほかに12名の兵員を収容できる。AMV XPは世界各国で長年の運用実績があること、パトリアは今回の入札にあたり、日本法人のパトリアジャパンを設立し、日本国内でのライセンス生産や技術移転も容認する姿勢を取っていたことも評価されたとみられている(防衛省リリース[PDF]、Aviation Wire、航空新聞社、ミリレポ[動画])。
あるAnonymous Coward 曰く、
コマツの96式装輪装甲車の後継として、三菱の「機動装甲車(仮称)」との比較試験の結果、基本性能や経費の面で「AMV XP」が優れているとして採用に至ったとのこと。今後は国内でのライセンス生産を進める方針とのこと。
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Source: スラッシュドット